その香りは懐かしい思い出を呼び覚ます

渋滞の続く朝の駅、我先にと改札口へ向かう人々。感情を表すことの無い無表情の顔ばかりだ。スマホの画面とにらめっこ、それでも渋滞の中、電車に乗れるのだから器用ともいえる。見ていて気持ちの良いものではないが。
時々、東京の大きなステーションに行くとまず人の多さに驚く。体が近づき過ぎ、ともうそれだけでいやになる。「ガマンガマン、ジッとガマンの子であった」などといつかのコマーシャルで流れたことばを思いだす。

そのときだった。懐かしい香り……
『油、オイル、グリス。そうグリスだ。」

誰だろう、と身体を動かすのに難儀な場所で探す。みつかった。手をみる。日焼けではない茶褐色。手にはたくさんの皺。爪までが黒い。職人の手だ。思ったとおり。きっとそうだ。もう60は過ぎたであろう黒いジャンパーとジーンズ姿のそのひとは私にとっての子どもの頃を思い出させてくれた。香りというモノは過去の記憶を呼び覚ますのだ。

長くなったので続く


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書いてるひと

te_mi

Author:te_mi


子ども達は自活。ようやく仕事に邁進しようと思った矢先に、とある出来事がきっかけでうつ病発症。人生は思い通りにいかないものです。
現在、ツレとワンコとねこさんと同居。


時々、笑い、時々、落ち込む、

そんな熟年層に入りつつある主婦のブログです。



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